やはり最初はコレです。
2/980本編。
それは、静かな静かな朝だった。
ネアことネアハーレイは、もう家のどこにも紅茶がない事に気付き、しょんぼりと眉を下げて、昨晩に煮出してしまったティーバッグの残骸を持ってくると、ぐりぐり押してお湯に漬け込めば紅茶風味のお湯は飲めるだろうかと考え、火を熾せないストーブを悲しく一瞥していた。
それでも今朝は、薄切りのバタートーストがあるのだ。
バターを買う為には紅茶を諦めざるを得なかったが、焼いたパンにじゅわりと染み込む黄金色のバターを一月ぶりに堪能出来るのだと思えば、どれだけ幸せな日だろう。
時として、人間は大義の為に犠牲を払わねばならない。
それが今朝は、バタートーストと引き換えになった、お湯が色づくこともないくらいに酷使されたティーバッグだったというだけだ。(2/980)
くすまものファンの間では、「あわいの民エアお茶会」なるものが開催されていて、私はだいたい眺めているだけだったのですが、ある時、勇気を出して投稿したのが、ネアが異世界へ渡る前の、現世最後の?食事風景。
- 薄切りのバタートースト
- 酷使されたティーバックの紅茶風味のお湯
ところで写っているカップですが、
こう見えて、沖縄の焼き物なのです。
那覇市の壺屋。「育陶園」というところの「Etha(イーサ)」という直営店のひとつ。
器と喫茶と妄想実験室
妄想実験室
もしも琉球が、中国やアジアではなく、ヨーロッパの影響を受けていたらどんな文化になっていて、そこで使われる食器やオブジェはどんなものだったんだろうか。
そんな妄想を繰り広げながら、新たな試みに挑戦していく場が、Ethaです。
Ethaは、とてもざっくりいうと沖縄が現実とは異なる影響を受けて王国が築かれていたら、、、という世界で使われていたやちむん。
たしかに、こういうのは、どういう国の影響で今がある、とか、予想もつかないです。
こういう未来もあったかもしれませんね。
喫茶トラノコクさんにもポストされていました。
やちむん通りの中心にあるEtha(イーサ)は「器と喫茶と妄想実験室」がテーマの喫茶店。壺屋焼窯元「育陶園」の新たな実験の場として作られたこのお店では、もしも沖縄にヨーロッパの文化が入ってきていたら…という妄想で作られた数々の作品たちが並んでいます。 pic.twitter.com/lBK7S24lbK
— 喫茶トラノコク (@toranocoku) 2024年1月12日
Ethaはどちらかといえば魔物寄りの器が多い傾向かと思います。
このカップは直接店舗で買いましたが、ケルベロス的なのも店内にいました。
この白系のものは、くすまもの白持ちな雰囲気がある・・・気がする。
というわけで購入いたしました。お気に入りです。
大きめのマグにも心惹かれましたが、日常使いという点で、このサイズが可愛かったのでこのこにしました。