くすまもな日々

「薬の魔物シリーズ」個別包装仕様のファンのブログ

クッキーモンスターと舞台裏

ゼノーシュ(見聞の魔物)のことです。

 

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クッキーモンスター(ネア命名)

  • 白混じりの水色の癖毛で、淡い青みがかった檸檬色の目をした美少年
  • 普段→水色の直毛の青年姿。目の色も琥珀色。
  • 白持ちであることをカムフラージュ中。

本来の姿はとても愛くるしい美少年。

w.atwiki.jp

 

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ゼノーシュ視点でいろいろ

ディノについて

  • 白を基調としたどんな色をも持っている虹色の髪。
  • 夜明けの空のような、多色性の瞳。
  • その色彩は、ディノが、許される限りのどんな魔術にも恵まれた、恐ろしい存在の証明。
  • 魔物の中に、白を持つ存在はごく稀。
  • 白持ちは魔物の枠を超えた高位者となり、支配階級の爵位を与えられる。
  • 時々人間達の文献や絵画に残される証跡から、白持ちはどうやら信仰の対象になっている。
  • 同じ生き物なのだけど、違う存在。

ディノ・シルハーンが特別である理由

  • 彼が白持ちであり、虹持ちだから。
  • 全ての色、即ち属性のその支配権を持つ者。
  • 特別な存在。

舞台裏がゼノ視点で語られる。

ネアについて

  • ネアは、ディノの影響を受けない異世界から、ディノの我が儘で引っ張り落とされた人間
  • 傅かずに共に生きる相手が欲しいと、ディノが肉体を練り直す形で手に入れた、理想の伴侶候補
  • そのままの状態でこちらの世界に連れてくるには無理があったらしい
  • その容姿はディノの好みのもので再構築されている

・・・上記だけ読むと、なかなか怖いですね。

この世界に合うように自分好みに練り直して(何したんだ)落とされた人間。ということだから。

ディノはネアと関わって、ゼノーシュ視点ではだいぶお労しいことになっている様子。

傅かれること以外での関わり方を知らないディノが、あまりにも不器用でハラハラするからだ。あの容姿で子犬のように打ちひしがれている様を見ると、ついつい両手を握って励ましてあげたくなってしまう。親近感というものが湧いてしまった。酷い言葉を投げつけられたいと言うのではなく、どうしてもっと甘えて欲しいと言えないのか、僕にも謎だ。おいたわしい。

あと、魔物は歌に引き寄せられて歌乞いを求めるらしいけれど、ディノやゼノをみると、高位の魔物はあるていど目星をつけてから関わってる感じがしますね。

そして魔物はかなりの覚悟をもって歌乞いと契約するとのこと。

僕達が彼等に膝を折っても構わないと、その姿を現わすのも事実なのに。僕達だって傷付くし、不死でもないし、心を持つ生き物だ。勿論、気に入った歌乞いの寿命を削りたくなんてない。でも、それでも。その命を契約で散らし、一人残される苦痛を覚悟の上で、姿を現わすのに。歌乞い達はいつも、僕達の希望を打ち砕く。

その命を契約で散らし、一人残される苦痛を覚悟の上で、姿を現わす

この部分が切ない。

魔物は寿命はあるけれど、人間に比べたら途方もなく長寿。