報復措置を取ろうと思いますでは、アルテアさんとネアのボケとツッコミコンビで、とても楽しい回でした。
「私の、魔術可動域は四です」
「単位は何だ?」
「だから、四です。数字の下にゼロはつきません」
今度こそ、アルテアは絶句した。
ネアの魔術可動域は「4」。これがディノの精一杯だった様子。
「いや、じゃあ、お前はなんで生きていられるんだよ」
「魔術抵抗値は観測機器を振り切ったくらいなので、魔物の方とお会いするのは問題ないんですよ」
「マッチに火も付けられないような魔術可動域で、偉そうにする資格はないからな?!」
魔術可動域とは別に魔術抵抗値というのがあると。それはさておいてもネアの魔術可動域では生活していけない場所みたいですね、異世界。
後に確認したところ、地面に巣を作る以上のことは出来ない蟻の魔物であっても、魔術可動域は八の数字を叩きだすらしい。
蟻以下の可動域はツラい。
しかしまあディノの甘えたのせいで、黒煙の魔物がとても不敏なことになっていて可哀想な回でした…
「ディノ、左手首は痛くないのですか?」
「……………痛い」
「嘘つけ。痛くないだろ」
アルテアさんはコントの相方のような、良い組み合わせです。
魔術可動域は人間の成長の進み具合にも影響するようで、向こうの世界では歳の差とかいうのはあまり重要ではなさそうです。
人間の成長速度
一律ではない。魔術の豊かな土地では遅くなるし、血筋や体質でも持って生まれた寿命はかわる。子供の年齢も10才までしか数えていない。成人規定は魔術可動域が20を超えること(189話)魔術稼働域が高ければ高いほど人間はゆっくりと成長し、年をとり、長く生きることになる。また、魔術稼働域が極端に低く、成人に満たない人間も永遠の子どもとして、やはり長く生きる。(有志まとめwikiより)