『髪結いの魔物』より。
料理人の妖精は、ネアの食べっぷりを気高き侵略と呼び、ゼノーシュのことを大いなる闇と呼び、ひどく気に入っている。
いっぱい食べる彼らが大好きです。
それにしてもすごい称号。
- ネア「気高き侵略」
- ゼノーシュ「大いなる闇」
エーダリア様からのネア評。
要するに癒されるという要素が全くないのだ。
胃痛の原因。
それはさておき、髪結い。
エーダリア様は、魔術を溜めるために髪を伸ばすことにしたそうなので(白持ち魔物がふたり近場にいるため)、髪結いの魔物を呼ぶことになったという流れ。
魔術師が髪を伸ばす場合、その髪に溜め込んだ魔術を暴走させないように、髪結いの魔物に編み方を決めさせる。
特定の編み方で術式とし、それを維持することで力を制御するのだ。
髪結いの魔物は編み方を決めるだけなので、複雑な編み込みを決められて、毎朝泣き言を言っている魔術師も少なくない。
このような背景があるからこそ、短髪の魔術師は、己に自信があると判断されていた。
手入れのし易さだけで髪を短くしていたエーダリアは、特に支障はない。
そして毒舌な髪結いによるエーダリアさま評。
「お前の魔術は神経質で攻撃的だ。顔もいまいち好みではないし、性格も同族には好かれないが、髪は悪くない」
さらにヒルドさん評。
「そっちの妖精はいつも一本縛りか。編み込みを入れろ。魔術が閉鎖的で、女受けしない」
友達が少ないエーダリア様のために?
「ほら、この編み方だ。これで少し友達が出来るぞ」
「……友達の為に魔術を貯めるわけではない」
友達のできる編み込みを指示された様子。
あまり奇抜な髪型にされなくてホッとしていたのに、ネアから
「エーダリア様、まさかこのご年齢から、随分と尖ったお洒落に方向転換しようとしてますか?」
とか言われる不憫なエーダリア様。
編み込み姿は、そのうちコミカライズでも見られるかしら・・・と楽しみです。
髪に術式か〜。
異世界は、衣服の刺繍や装飾品関連もだいたい術式関連。
でも、こちらの世界も、もともとアクセサリーなどの装飾品は古来より魔除け的なところから生まれているから、正しい使い方なのかも。
今も誕生石、誕生花、守護星、とかいろいろありますし。
シンボル的なのは大好きなので、公式からウィーム関連グッズが出るの、楽しみにしています。