くすまもな日々

「薬の魔物シリーズ」個別包装仕様のファンのブログ

支給されている服

送り火の魔物ではありませんでした」より。

こんな日は支給されている服の方が気持ちが引き締まるので、ネアはそちらを着ることにした。

ネアちゃんに支給されている服

  • 襟元に白いスカラップレースを覗かせた詰襟のインナーを着るドレス
  • 同じレースを覗かせる袖口とスカート裾の、アンダードレスと合わせると何とも上品で可愛らしいドレス
  • 襟元があまり開かない
  • 代わりに、その上に、襟幅の広い、どことなくセーラーカラー感もある襟周りが素敵な灰紫色のドレス
  • スカート丈は足首よりも少し上くらい。
  • カッティングと刺繍の縁取りが美しい白いスカラップレースは、ウィームの名産
  • たっぷりと布地を取り、ふぁさりと揺れるドレスの裾は、白いシルクコットンのスカラップレースがなんとも美しい
  • 白を有する装いは、リーエンベルクの在籍職員の証

衣類の表現がいつもとても具体的だなと思います。

そして衣類の専門用語はよくわからないので調べました。

スカラップ(scallop)とは

スカラップは、英語の「scallop」で「ホタテ貝」の意味。ファッションでは、半円が横並びに連なることで、ウェーブ状になったデザインを指す。その様子が、ホタテ貝の貝殻を並べたように見えることから名付けられたといわれている。 衣服のすそや衿ぐり、袖口のデザインとして多く用いられている。上品かつ女性らしい雰囲気があり、フェミニンテイストのアイテムや、ガーリーテイストのアイテムに見られることが多い。すそや衿ぐりにスカラップをあしらった「スカラップワンピース」、レースでスカラップを表現したデザイン「スカラップレース」などがある。(フェリシモより

ホタテ・・・。ホタテに反応するのはまだ後のほう。

それはさておき。ホタテ貝という意味だったのですね。スカラップ。

また、このスカラップレースに施された植物モチーフをリースの魔術にかけ、ウィームの人々は、足元や襟元、袖口などの、障りを受けやすい部分の守護としているらしい。

美しい織り模様のある腰帯をリボンのようにきゅっと結ぶのがまた可愛いのだが、こちらも、ウィームの伝統的な服装であるのと同時に、何かがあった際の守護布となる。

ウィームで好まれる各種の模様が、デザイン的な意匠ではなく、描写的な植物柄しかないのも、魔術との兼ね合いなのだろう。

衣類の刺繍も魔術と守護。

守りを兼ねたオシャレは実用的で良いですね。

ウィームの街路樹

  • 立派な街路樹は、大きな楓型の葉をつける落葉樹と、白みがかった青緑の針葉樹が二重に植えられている。
  • クリスマスこと、イブメリアの祝祭がここウィームの主要な祭りである為、飾り木としての特性を失わない常葉樹は欠かせず、だがしかし紅葉も見たいという我儘な王族がいたに違いない。
  • 幸い魔術と植物は親和性が高いので、ウィームの木々は皆とても立派だ。

針葉樹や落葉樹は、ちょっと個人的には憧れる樹木たちです。

南国沖縄はだいたい照り葉の広葉樹がほとんど(台風に強く、潮風に強い)なので、繊細な雰囲気の針葉樹は素敵だなぁって思います。