「湖の精霊と湖竜」より。
高位の魔物について
- 住まいとしての城はある。
- 誰の手も必要ない魔物は、派生した瞬間からこのまま。
- 爵位を持つ魔物は誰かの手を借りる必要はない。
- 下位の者は群れることもある。
お城にひとり、孤独な高位のものたち。
住まいの城は、代々の先代のものを受け継ぐのかな。
ネアちゃんの食嗜好
- ネアが好きなのはチーズとバターと加工肉。そして香草と骨の少ない魚。
- 魚は白身で濃厚なソースを合わせるか、塩釜焼きか、いっそスパイシーにするのが好き。
- 実は、エーダリアとは、ほとんど同じ食嗜好。
・・・私も同じく。
だがしかし、年齢を重ねたので、バターや脂身の多め肉は避けるようにししつつある今日この頃。
魚料理は、魚臭くないものが好きです。なので白身魚。骨も少ないのがいいです。香草焼きや淡白な塩焼きか塩煮。ほぼネアちゃんといっしょ。エーダリア様ともいっしょかぁ。とかいう嗜好が似るだけでうれしいファン心理。
ディノが食したネアちゃんの初手料理メニュー
・とても秋刀魚に似ている謎の淡水魚の塩焼き
鱒は焼き目をつけてから、香草とオリーブとたくさんの冬野菜に、白葡萄酒と塩胡椒で。
・山羊のチーズの香草のスープ
盗作メニュー。
・揚げ海老
川海老だけど海海老みたいな川海老を揚げて、大蒜と唐辛子で辛めの味付けにしたもの。
・白パン
町で買ってきた。
・飲み物
水が美味しい土地なのでネアは檸檬水。
ディノは何か葡萄酒めいたもの。
「ネアが、お皿を洗うのかい?」
とびきりに世間知らずな質問に、ネアは優しく微笑んだ。
「やり方を教えてあげるので、一緒に洗ってみますか?」
「うん」
気持ちのいい返事に、ネアはほくそ笑む。
面白そうだと思ってくれる内に、色々経験させてみよう。
躾けることにも抜かりないネアちゃん。初めが肝心ですからね。
「ネアは、今は何が好き?」
「海老でしょうか。こやつ、川海老のくせに身が太っていてとても美味しいです。私を幸せにしてくれる存在ですね。愛さずにはいられません」
「なんか違う気がするけど、いいな、海老になりたい」
「………揚げられて、大蒜と唐辛子と和えられますよ?」
「それでもいい」
「大変に凄惨な現場になるので、やめて下さいね」
海老。川海老は小さいのしか見たことないので食べたことないのだけれど、その海老は是非に食べてみたいです。
そしてディノは健気・・・だな?