「ローゼンガルテンと刺繍妖精」より。
ローゼンガルテンについて
- リーエンベルクの正面、街を挟んで反対側にある薔薇の丘
- 薔薇の祝祭の日には祝祭の舞台となる場所だが、冬になると雪に閉ざされ、ひっそりと荊のカーテンを纏う
- 温室を持たない薔薇の妖精達は荊の影で眠り、その美しい繭に誰も近づかないように、荊は更に鋭い棘を深くする
刺繍妖精について
- 冬でも元気に仕事をする一団、刺繍妖精
- 刺繍妖精の仕事は、そのまま刺繍をすること
- 刺繍妖精は独自の魔術を展開しており決して生地を汚すことはない
刺繍妖精の大鴉(アーヘム)さんについて
- 大鴉は、とても有名な刺繍妖精
- 革新的なクチュール・メゾン向けの高級生地の刺繍を手がける妖精でもあり、頑固な老職人のようにたった一人の顧客の為だけに丁寧な仕事をする。
- 客を選び、絵柄を選び、大鴉の刺繍の価値はまさに値段をつけられない程の品物となった。
- 彼は、四枚羽にしては珍しく、シーに匹敵する美貌の妖精だと言われている
- ヒルドとは、年に数回は酒を酌み交わす旧知の友人
ネアのケープの刺繍
- ベルベットに似た手触りの短毛の毛皮を薄く薄く優美なラインで仕立て、そこに真珠とオーロラの結晶を縫い込み、全面に刺繍を施す。
- 全てが色味を違えた白で揃え、刺繍の花の部分に、夜の結晶と夜霧の結晶で深い青紫を細やかに取り入れている。
- 葉と雨垂れの表現は、ヒルドが育てた守護の宝石。
- これ一枚の為に、殺人も辞さないというコレクターもいるだろうと思うほど、溜め息しか出ない見事な刺繍。
妖精のお食事事情
- 妖精種族本来の食事であるのは花と水
- それ以外にシーとして、庇護する者の感情は良い糧になる
- 上質な酒も供物として有効
アーヘム
- 塩と月光だけ。嗜好品として酒は嗜む。食事までは摂らない。
ヒルド
- 人間と同じような食事も好むが花と水でも生きていける。
- 階位的なものとして、酒や感情も糧になる。
花と水で生きているところは妖精っぽい(妖精だけれども)。普通のお食事も摂れるのはいいですね。
それにしても、刺繍!!刺繍はいいですね!!!
ネアちゃんのケープの表現を見ると、宝石などで彩られたものも、実に素敵だろうなあと思うのですが、家事妖精さんがきっと丁寧にクリーニングなどの手入れをしてくれないと維持できない代物だろうなぁとも思うのです。
なので、見事な刺繍の逸品を手に入れるのは、それなりの覚悟が必要(財力も必要)。
自分で刺すなら、ワンポイントからだなぁと思います。
それにしても、ネアちゃんのケープ、見てみたいですね。
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