「ケーキの箱とスパイス」より
葡萄ジュースのレシピ
温めた葡萄ジュースとスパイスの飲み物
1️⃣鍋底に砂糖を焦がしつけてから葡萄ジュースとスパイス。
2️⃣ナツメグとクミンにシナモン。
3️⃣夜の雫があれば一滴。
夜の雫・朝焼けの粉・夏露のかけら
▶︎少々高価ではあるが常用のスパイスとされる。
星の雫・月の雫
▶︎もう少し高価となり、以前の世界でいうところの最高級のトリュフのような扱いとなる。
4️⃣夜の雫を入れてから、淡い瑠璃色の湯気がたったら、
……はい、完成です
夜の雫スパイス
- 夜の雫は、加えたものの甘みを引き出すスパイス
- とても上質な夜の雫は飲み終わりに星屑みたいなスパイスの欠片が残る
教育熱心なヴェルクレアの国民
- 学徒の街を持つくらい教育熱心なヴェルクレアの国民は、大抵複数の言語に通じている
- 特に魔術の扱い上複数の言語習得を好むウィーム領民は、更に優秀である
因みにネアちゃん
こちら側に来てから、文字は苦なく読めてる。
言語と同じように、幾つかの文化圏のものを習得している模様。
ヴェルクレアの国民が優秀なので、多言語無双はできなかった様子。
▼フラグな会話
「ふふ。シュタルトでお料理も楽しいと覚えましたね。また、厨房の方のご迷惑にならない範囲であれば飲み物くらい作ってあげますよ」
「グヤーシュも?」
「夜中に時々お腹が空くこともありますよね。今度、そういう用途で借りてもいいかどうか、エーダリア様に聞いてみましょう。正直なところ、もう少し簡単に使用できる規模の厨房があればいいですね」
ネアはこの時、自分の失言に気付いていなかった。
しかしその結果に惑わされるのも、ご主人様の営業時間を設けて夜間業務を厳しく線引きするのも、その後の話だ。
プレゼントできそうな発言は聞き逃さない魔物。
それにしても、スパイスの名前、素敵すぎませんか!