「雪白の香炉と経典の楽園」より。
くすまもの「衣」関連
本日のネア▶︎白いケープ
- おそろしいほどに守護が厚い防護服。(衣装部屋ではなく、いつも寝室にかけられている。)
- 真っ白な宝石の飾りのついた靴。(←new!本日増えた新アイテム)
ネアがリノアールで密かに狙っている靴
- 淡い水灰色の柔らかな山羊革の靴
その靴は自分のお金で買いたいと思っている
自分のお金で買い物をするという喜びを、例えディノにとて奪われたくはない。
(いつか、こっそりと買ってきてみせる!)←ネア決意
ディノ&ネアの本日のお出かけ先
【雪白の香炉の舞踏会】
とある経典に記載がある楽園の一つが具現化した場所で、伴侶のいる者しか入れない。
- ディノは今までは扉を開ける資格がなかったので、ディノも初めて。
- 経典の中の楽園なので、信仰や願いの募る祝祭の夜にしか扉は開かない。
- 経典の楽園と言われるだけあり、素晴らしい舞踏会場。
会場までの経路
- ディノの片手には鎖でぶら下げるタイプの香炉。
- 煙の尾を引いて、何もない虚空に精緻な唐草模様の彫りがある階段が浮かび上がってゆく。その先の曇天の隙間に、見たことのない真っ白な扉
内部
- 上部は氷のシャンデリア。
- 見事な大きさのシャンデリアが、空のどこからか下がっている。
- シャンデリアにぶら下がっているのは、ムグリスに似た妖精。
- ただし、長い縞々の尻尾がある。
- 雲の上に森がある。
- 正確には、薄っすらと輪郭を透かした森。
- 空の上にある不思議な森には、真っ赤な林檎に似た果実がたわわに実っている。
- 見えない透明な壁があるのか、はらはらと降る雪は、壁に触れると藍色の星屑になって消えてゆく。
- 木々の根元に咲いているのは、百合と水仙だろうか。
- 胸いっぱいに吸い込むのは、雪と花の冴え冴えとした香り。
- テーブルには特別な飲み物と食べ物が揃えられ、そのテーブルは全て宝石で出来ている。
- 妖精に竜、魔物の美しい恋人達も、それだけで美貌の風景の一つになっていた。
足元
- 床にあたる部分は透けていて、下には天の川のように煌めく街並み。
- ほの暗い街はイブメリアの飾りの明かりを、きらきらと際立たせる。
- 平面だけれど眼下の雲や街並みのせいで足元が不安になる。
状況
- 周囲を見回せば、カップルばかり。
- 妖精はカップルは熱烈カップルが多い様子。
- 高階位の人外者は所作が優美なので、いちゃついていても上品に見える。
くすまもの世界観
イブメリア
- 飾り木の下で、大切な者達の幸せと、日常の穏やかさの不変を、ただ願う日。
- 眼下の大聖堂の尖塔で燃える送り火の美しい火に、子供のように簡単な願い事をかける。
好きなセリフなど
「ここは美しいと聞いていたから、ネアが喜ぶだろうと思って。それに、今までは扉を開ける資格がなかったからね」
「はい、こんな素敵なところに連れてきて貰って、とても幸せです」
「経典の中の楽園だからね、信仰や願いの募る祝祭の夜にしか、開かない扉なんだよ」
「まぁ、そんな特別な場所なんですね。二人揃って初めてなんて、何だか嬉しいですね」
「………うん」
恥じらう魔物の可愛さに、つい手をぎゅっと握ってやってしまい、ディノは嬉しそうに頬を染めた。
「ところでディノ、あの奥に居るのはジゼルさんですね」
「……そうだね」
踊っていた時から気になったのが、最奥でパートナーに餌を与えている雪竜の王の姿だ。
「半日で随分とメロメロになりましたね。あの組み合わせでここの扉が開いたのは謎ですが、……まぁ、幸せそうで何よりです」
「………伴侶?」
ディノですら、困惑の眼差しで固まっている。
また新しい危険な世界を知ってしまっても困るので、ネアは慌ててディノを引き寄せた。
この大事な魔物に、何でもしてあげたい。
こんな風に楽しそうに微笑んで、少しでも長く、少しでも多く幸せでいて欲しい。
結局ネアとて、ディノにはとても甘いのだ。
どうか、もう一度手に入れた愛する者達が、ずっとずっと失われませんように
何とも身勝手な自分の為だけの願い事に、ネアは満足げに微笑んだ。
感想
雪白の香炉という字面だけで、もう素敵。
美しいモノ好きなネアに喜んで欲しい魔物、可愛い。
ジゼル&小狐(もふもふふわふわ)の伴侶認定というのは、「扉」判断的にOKだったのですね。というか、伴侶として連れてったのですね。